Damien Jurado Saint Bartlett
Damien JuradoDamien Jurado
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ABOUT

Damien Jurado(ダミアン・ジュラード) Sufjan Stevens や Wilco などに代表される、オルタナティヴ・カントリー、フォークが好きなファン層に向けて送る、渋く味わい深い作品。 日本では無名ですが SUB POP に在籍していたり、活動歴の長さから言っても、知られざる偉人、と言える孤高のシンガーソングライター。

Damien Jurado(ダミアン・ジュラード) は1990年代の半ばからソロ活動を開始し、テープ・レコーダーで録音したカセットを売る為の自分のレーベルを立ち上げ、ローファイ名フォークをカセット・オンリーで売り続けていた真性のローファイ・インディー・SSWである。地元シアトルでカルト的な人気を得て、Sunny Day Real Estate(サニー・デイ・リアル・エステイト)のシンガーである Jeremy Enigk (ジェレミー・エニック) に認められ、かの SUB POP より4枚の作品をリリースしました。セカンド・アルバムではプロデューサーに The Posies (ザ・ポージーズ) の Ken Stringfellow (ケン・ストリングフェロウ) を迎え、シンガーソングライターとしての素晴らしい魅力を開花させました。 実験的なフィールド・レコーディングも好む彼は、ポストカードと一緒にそうした作品をリリースしたり、留守番電話用のテープでのみ再生可能(!)な作品をリリースしたり、自由気ままに、思いつくままアイディアをどんどん世の中に出しています。

SUB POP でのラスト・アルバムとなった2002年の I Break Chairs (2002) は長年の友人である、Pedro the Lion (ペドロ・ザ・ライオン) の David Bazan (デヴィッド・ベイザン) がプロデュースしました。このアルバムはエレクトリック主体のロック・サウンドでしたが、レーベルを Secretly Cnadian に変えてからの次作からは、トレードマークでもあるフォークへと回帰しています。

日本盤の解説は ゆるマッチョ先生 に書いて頂きました!


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NEWS


CDJournal Interview

2010.5.26

CDJournal にて Damien Jurado インタビューが掲載されました!

80年代後半よりパンク/ハードコア・バンドに在籍、その後ソロに転向し、サブ・ポップ在籍時を含めすでに8枚のアルバムをリリースしているダミアン・ジュラードによる通算9作目の作品が『セイント・バートレット』である。1作ごとにその趣や風合いに変化が現れるダミアン作品だが、こまやかな音色のアンサンブルが音世界に広がりをもたらした本作を聴きながら私は、彼が暮らすシアトル近郊に広がる深い森を思う。雨に濡れて緑は鮮やかなのに、全体を覆う霧のベールが色のトーンを一段落として見せる、その奥ゆかしさやミステリアスな美しさに酔う。

skreamディスクレビュー

2010.4.24

skream.jp にて "Saint Bartlett" ディスクレビューが掲載されました!

Damian Juradoは、その美しいメロディと天性の歌声で、聴く者の感情の機微に優しく触れながら、隣に寄り添ってみせるベテランのSSWだ。その音楽性の高さから、ミュージシャンからも多くの支持を集めている。Sub Popからも作品をリリースしてきたという経歴が示すように、彼はフォークという枠に留まらない音楽性を持っている。言うならば、オルタナティヴ、ローファイを通過した音響的なフォーク。フィールド・レコーディングで採取した音を散りばめた空間的な音像を持つ彼の歌は、柔らかなバンド・アンサンブルとコーラス・ワークとともに、聴く者をそっとスピリチュアルな世界へ誘ってくれる。Niel Young、WILCOから、SUPPER FURRY ANIMALSあたりが好きな人にもオススメ。