CDJournal にて Damien Jurado インタビューが掲載されました!
80年代後半よりパンク/ハードコア・バンドに在籍、その後ソロに転向し、サブ・ポップ在籍時を含めすでに8枚のアルバムをリリースしているダミアン・ジュラードによる通算9作目の作品が『セイント・バートレット』である。1作ごとにその趣や風合いに変化が現れるダミアン作品だが、こまやかな音色のアンサンブルが音世界に広がりをもたらした本作を聴きながら私は、彼が暮らすシアトル近郊に広がる深い森を思う。雨に濡れて緑は鮮やかなのに、全体を覆う霧のベールが色のトーンを一段落として見せる、その奥ゆかしさやミステリアスな美しさに酔う。